2009年6月のありがとう
特異点解消

 6月は大変な月であった。(まだ12時間ほどあるが)
 疾風怒涛のような1か月。10日間は、朝2〜3時過ぎの退社であった。
 一番陽の長い夏至近辺にもあたり、風呂を出たら朝焼け(6/19 AM.4:15頃)の美しさに感動できたのも、仕事のお陰でもある。

 沢山のみな様のおかげで仕事をやらせて貰っている幸せを感じた。
 これはおおさかグリーンエコプラザに「食と環境ビジネスゾーン」を創設するという仕事の一部に携わらせて貰えたからである。

 このゾーンの創設は、前任者の方との企画で、来年の10周年に向けた新企画をやろうという提案から始まった。
 そして新任者の方に引き継がれ、立派な「形」となった。水耕の植物工場、土耕の植物工場から高品質農業、生ごみリサイクル、過熱水蒸気まで、食育や食に関する啓発物が満載である。
 いろいろ紆余曲折があったが、おおさかATCグリーンエコプラザの活性化の一助にしようという固い意思の下に、遂行された。

 そのオープンとして、「21世紀 食と環境ビジネスの可能性」というセミナーが6/24に開催された。
 150名を超える参加者には、植物工場でできたリーフレタスに舌鼓を打って戴いた。安全・安心・おいしいを実現したリーフレタスを、塩、オリーブオイル、ドレッシングで楽しんで戴いた。ありがとうございます。
 この「食と環境ビジネスゾーン」から、大阪から、新ビジネスそして大阪おこしが始まるに違いない。

 さてそれで、紙幅も尽きようとしているが、本番の特異点解消である。
 これは広中平祐氏がフィールズ賞を受賞された業績で、電話帳レポートと呼ばれた膨大なものがある。
 簡単に言えば(間違っているかも?)、交差点は平面上で交われば信号でコントロールせねばならないが、立体交差にすると車がスムーズに流れる。これが特異点解消かなと思います。二次元のものなら三次元にするとか、次元を増やすのがポイントらしい。

 とすれば、私たちにとって6月の疾風怒濤も、前もって、とか人を増やす、とか、現状に対しもう少し変数増加すべきであったのかも知れません。
 今回は体力、智力、根性で乗り切りましたが、次は特異点の特定とその解消策をいろんな角度から考える必要があります。
 でも6月の皆様の必死の仕事力に感謝します。ありがとう。

井上 健雄