2009年7月のありがとう
フォローの風をとらえ、頭を使う

 6月に超えたと思った山がまだあった、という月でした。本当に体力、智力、精神力がいります。あぁしんど!
 しかし周りの人々に支えられ、励まされ働けるのは嬉しいことです。
 来月から9月までにそれぞれが、少しの夏休みを楽しむことになりますが、その間「世の中変わった」を理解し、秋以降の取り組みに反映させましょう。

 身近な例として、中国・インドに触れます。
 中国は、粗鋼生産は5億t、世界一。2位の日本は1億550万t。2位から8位まで足しても、中国に及びません。
 日本は高速道路をこの10年で5,000km造るとしていますが、中国は年に6,000kmも造ります。
 携帯電話のチャイナモバイルは、時価総額17兆円。NTTドコモなんて6兆円。その気になれば一気に飲み込まれてしまいます。加入者の伸びにしても、日本は月20万人、方や中国は月700万人です。
 本当に桁外れです。

 インドは一点だけ記しましょう。
 『フォーチューン』誌が選ぶ世界一流500社のうち、300社以上でインド人が副社長以上を占めているんです。知的で経営力に優れているんですよ。

 とてつもないスーパーパワーを中国とインドはつけています。もう勝てるとかのレベルではありません。
 しかし、やり様はあります。頭です。これを使って、オンリー・ワン、尊敬される経営体は創れます。
 頭の中身については、会議で申し上げましょう。

 8月の暑さに負けるな。暑い夏、諸説と熱い葛藤を繰り返し、惇(あつ)い人になりましょう。
 今月もグッドワークありがとう。

井上 健雄