2005年11月のありがとう
ラストスパート
 今月もあと1ヶ月少しです。もう最近は、月日の早さを嘆くことはありません。早いを前提に日々を生きる術(すべ)というか、一日一日の燃焼主義を楽しみつつあるからです。

 少し早いですが、この一年皆様はいかがでしたか。もう一つであった方々も、あと1ヶ月フル稼働して有終の美に……

 私もこの一年、新しい出会いに恵まれました。ちょっと自慢げに紹介します。私たちのパートナーとなり、新しい仕事を切り開いてくれた才あふれる人、産学官民の本格的コラボレーションのビジネスモデル啓示を戴いた猛チャージの人、知のプラットホーム連合の歩みを始めた人々、官の素晴しき研鑽の人々、学識経験者の深い知恵の人々、華の香りに染めてくれる人、成長し新しい姿を見せてくれる真摯な仲間・友だち……幸福です。

 こうした素晴しい人々からの暖かい提言、温顔と笑貌……何というしあわせ。

 今年も感謝、感謝と御礼に明け暮れた一年です。徳か魅力でお返ししたいのですが、ままなりません。せめて、そこで私の愛誦する藤村の詩の一部を紹介し、それにかえたいと思います。

 ※これは本来は愛の詩ですが、私の文脈においては未来にむけての展望を詩的に表現したものとしています。
   『……知らざりし 道の開けて
      大空は 今光なり
      もろともにしばしたゝずみ
      新しき眺めに入らん    』   ――落梅集より――

 今年もグッドジョブありがとう。
井上 健雄