2006年1月のありがとう
1月のありがとう
 1月皆さん仕事の進捗は如何でしたか。今年の展望を抱きながら仕事を進めて下さっていると思います。

 最近のニュースは、ホリエモンとアメリカ産牛肉禁輸、耐震強度偽装問題一色ですね。ホリエモンはここ数日で五千数百億の資産を減したとか、牛肉に背骨が入っていたとか、早い安い広いが弱かったとか…。今の時点ではどうなるか分りません。が、早過ぎる成長、早過ぎる(輸入)再開、早過ぎる工期と早過ぎるに問題があったようです。もっとしっかりした行動、判断が必要であったのでしょう。

 そうするとおまえはどうだ?と問われるとなかなかいろんな意志決定に齟齬(そご)が出てきて、自分の無知さ加減に驚き恐れ入っています。そうだと言って、何か一つ学べば10や100の無知にすぐ気づかされる。本当に厭になります。

 優秀なスタッフがいるのだから、もっと戦略もコラボレーションをしなければと考えています。

 とは言え、無知にも区別があることが分ってきました。そこでよく引きあいに出される挿話を紹介します。

 それは、魚を貰うことより、釣りの技術を身につければ、魚はいくらでも手に入る、ということです。

 そしてこれ以上に難しいのが、おいしく、体に良く、気持よく食べたりすることです。

 仕事で言えば、構造計算ができるという知識より、それらの人をマネージして正しい建築物を創り、居住者に喜ばれるということになるでしょう。これがマネジメントです。

 私たちも知識を組み合わせて社会への新しい有用物として提案していこうではありませんか。有用物とは、それはそれぞれが新しい考え方をし、新しいライフスタイルを創り、新しい仕事を創造することです。そうした結果、私たちは新しい器、新しい夢、新しい仲間を加えることになるでしょう。

 今月もいろいろ頑張ってくれてありがとう。

※06.01.25現在。証券取引法違反発覚前との比較。

井上 健雄