2007年10月のありがとう
徳を磨き招福

 今月もありがとう。
 いつもいろいろ福に恵まれてますが、特に二つの福を寿(ことほ)ぎましょう。

一. 過日は、黒枝豆採り楽しかったですね。
おいしい‘そば’‘そばがき’‘野条穂’‘農家の軒先での黒枝豆’‘J,s hill GARDENでのワッフルやコーヒー’‘ステンドグラス工房の神秘的な色’に魅せられました。
皆さんも
「秋の収穫祭」(http://picasaweb.google.co.jp/album.e.being)
を見て再感動してください。
このホームページをご覧の皆様は、写真のキャプションで、篠山の魅力の一端に触れてください。

二. 前進の美に満ちた今堀洋子さんのご紹介で、スウェーデン協会のレーナ・リンダルさんと佐々木晃子さんとのお食事会も楽しかったですね。
こちらは、
「レーナさんとともに」(http://picasaweb.google.co.jp/album.e.being)
をクリックしてください。

 私は今堀さん、レーナさん、佐々木さんから紹介されたエコセントラムのコンセプトに感銘を致しております。
 私どもが運営協力をしておりますグリーンエコプラザにその思想や技を取り入れたり逆に良さを紹介したり、お互いの環境学習施設訪問などを取り入れたりできるといいなと考えています。

 さてそこで表題の「徳を磨き招福」です。
 慶福に満ちた10月でしたね。この慶福に真心という意味の「赤心」をつけると、赤心慶福です。この先頭末尾を取ると赤福です。
 赤福は、残念ながら原材料の重量順表示問題や売れ残りの再パック、製造日のごまかし、いろいろ赤恥をかきましたね。
 300年の伝統を現代風にアレンジする能力があれば「3R」の時代なんだから「もったいない!」をキーワードに環境の赤福になれたかも知れないのに…

 ちょっと横道に逸れました。書きたかったことはこれからです。
 「幸福」いいことばです。でも前と後ろでは少し意味が違うんです。
 幸は、自分に原因がなく、外からやってくるしあわせが「幸」です。
 福は、自分の努力によって勝ち取るしあわせを「福」といいます。
 福とは旁(つくり)が俵を積み上げた状態で神の前に蓄積したものを差し出す状態を字にしたものです。

 こうした蓄積をするには、人間は深い精神生活が必要であり、その積む過程で形相・色相が良くなるんだと思います。その結果が福となるのでしょう。
 もう一度振り返ってみませんか。
 丹波篠山に連れてくださった池田さん、有機農業家の安井さん、スウェーデン協会のレーナ・リンダルさん、佐々木晃子さん、今堀洋子さん。皆さん形相・色相が素晴らしいですよね。

 こうした意味において私たちも良い女、良い男であらねばなりません。運のよい・悪いは見えるんです。
 この運のよい人を徳のある人と言うのです。だから、徳磨きをしましょう。
 徳は多くの人と交わるなかで養われるものです。さあ多くの人々に向かって心開いて前進しましょう!
井上 健雄