2010年1月のありがとう
雪間の草

 大寒(1/20)から立春(2/4)までが一番寒いと言われます。季節も丁度、冬から春への分け目が節分(2/3)であり、その翌日が立春。
 この言葉に誰もが湧き立つ新しい力を覚える筈です。
 春の花を待つには、今少し時間があるので、家隆の春を紹介しましょう。

  花をのみ 待つらん人に 山里の
       雪間の草の はるを見せばや (藤原家隆)

 大都会では雪も降らず、雪間もありませんので、白の対比としての緑はありませんが、枯野の土から出る新緑の美しさ、いとしさもまた格別です。

 H21年度もあと2月と1週間。
 この年度もいくつも山を越え、それぞれが、成長したなぁと実感できたのかもしれません。
 H22年度も現有勢力で、PDCAマネジメントのブラッシュUPで頑張りましょう。
 そこで仕事のブラッシュアップの為、4つの問いかけを紹介します。

結びつけができないか?  Combine
応用はどうか?  Adapt
修正・拡大できないか?  Modify , Magnify
他の使いみちは?  Put to other uses

 キャンプ(CAMP)してる?
 これを私たちのMore Value Addedのひとつの技術としましょう。

 いろいろビッグイベントやビッグスキームを形成していく場合の心得をヴィクトル・ユーゴーから学びましょう。

  「望遠鏡が終わったら顕微鏡が始まる」
(ちょっと余談ですが、レ・ミゼラブルの売れ行きを心配して「?」という一文字の手紙を出したのが有名。出版社は「!」と売れ行き上々と返事した。粋でしょう?)

 遠くからその課題の全貌を捉え、そして着手は小さな部分から細心の注意を持って臨めということでしょう。

 さぁ、私たちも「大局着眼 小局着手」といきましょう。
 現場・現実・現物に手足を染めましょう。手袋をはめた猫がネズミを獲ったためしはないのですから。
 1月の働きありがとう。


井上 健雄