2005年7月29日
テーマ: 「三顧問揃い踏み」 NPO法人イー・ビーイング理事長 井上 健雄
 いい指揮者とは、いま指揮している楽想をうまくリードする為には、前の楽想と次の楽想をふまえ指揮をする。
 このことは、私たちが今日いい仕事をこなす為には、過去の蓄積によるポテンシャルと、近い将来の変化を予測し取り組まねばならないことを意味する。つまり実りある仕事とは、豊かな時空での意思決定を必要とするということだ。

 もう少し時空ということの説明を加えます。分かりやすいものとして、ピカソの絵、キュビズムの「アヴィニョンの娘たち」を思い浮かべてください。顔が正面を向いて身体が後ろを向いているものなど…。それまでの絵にも遠近法などはありましたが、見えないものを描くことはなかった。私が思うに、この娘たちにしてもこちらを向いていたものが、いつの間にか後ろを向いて坐っている…とか、パブロ・ピカソそのものが反対側に歩いていったというのも解釈の一つです。一つの視点から、複数の視点から、対象物を描いたものがキュビズムなんです。

 少し科学的なことで補足するなら、ニュートン力学の世界からアルバート・アインシュタインの相対性理論の世界に入ったということですよね。彼は、「時間は一つでない」とか、「空間は曲っている」とか、「E(エネルギー)=m(静止質量)×c2(光速の二乗)があって原子爆弾という帰結があった」ように、新しい視点を私たちに見せてくれた訳です。

 そして最近は、ニールス・ボーアが考え出したコペンハーゲン解釈という量子論が主流です。これもまた革命的な見方を私たちに提供してくれました。やさしく説明します(いつも一層難しくするようですが…)と、花火大会を考えますと、花火というモノがあれば大会が成立するかと言えば、成立しないでしょう。花火大会というコトは、観衆にとってそれぞれ、デートであったり、大会後のお食事であったり、見学のための小旅行があって、始めて物語りとしてのコトが成立するものです。つまり仕事なり物事は、前・後の繋がりがあってコトは成就するのです。

 そんな豊かな時空を提供していくのが、エコロジー研究会だと考えております。 今回はイー・ビーイング三顧問の揃い踏みです。その高い見識と今後の時代変化を見通す目を堪能してください。ローハス鍋の真価に触れて驚天動地もしてください。

  それでは、7月29日(金)  ATCで、お会いしましょう。

開催日

2005年7月29日(金)
時 間 第一部 14:00〜17:45 (受付 13:30〜)
第二部 17:50〜19:20
場 所 第一部 ATC 11F グリーンエコプラザ ビオトープ会議室(大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルITM棟14階)  
第二部 ピア6(ATCビルITM棟 6F)
参加費用 エコロジー研究会の方は年会費で充当致します。会員企業はお二人まで無料招待させて戴きます。ゲストスピーカー、招待者の方々は、人格の香りと最新の情報が参加費となります。その他の方で参加を希望される方は、メール(ecoken@e-being.jp にてお問い合わせください。
申込締切 2004年7月14日(木)
申込方法 下記のファイルに記入後、FAX(06-6614-1801)或いはメール(ecoken@e-being.jp)でお願いいたします。

 パンフレット&申込書(Word)
∵ACCESS
<第一部>
14:00〜14:15 会長挨拶 井上 健雄 (エコロジー研究会会長)
14:15〜15:05 「知的資産・経営報告書」について」
郡嶌 孝 氏(同志社大学経済学部 教授・エコロジー研究会顧問)
14:55〜15:05 ♪♪♪ コーヒーブレイク ♪♪♪
15:20〜16:10 「07年レスキュー隊」
宮武 和孝 氏 (大阪府立大学 大学院 農学生命科学研究科 教授)
16:10〜17:00 「「土壌第三者評価委員会」について」
菅原 正孝 氏 (大阪産業大学 人間環境学部 学部長・教授)
17:00〜17:30 「「LOHASデザイン」について」
河野 武平 氏 (株式会社 精膳 代表取締役)
17:30〜17:45 会員最新報告
<第二部>
17:15〜19:20 共感ディナー ☆さあ、共感ディナーで私たちの人生を加速させようではありませんか!☆