♪♪♪編集後記♪♪♪

水は酸素と水素から出来ています。しかし、酸素ガスと水素ガスを混ぜれば水になるかというと、なりません。そこに白金という触媒があってはじめて水になります。

同じように、デンプンは光エネルギーとCO2と水から出来ていますが、ここにも葉緑素があってはじめて、デンプンを形成することになります。

この葉緑素の代わりに酸化チタン(TiO2)を使うと、光合成と同じような反応が起こります。これが噂の光触媒です。

この反応は、合成とは逆に分解させてしまうのです。これの利用例として、高速道路の遮音壁があります。ポリカボネート樹脂に酸化チタンとシリコンの薄膜をコーティングすると水になじみやすくなる超親水性を獲得し、わずかな雨と光触媒機能によりセルフクリーニングをしてしまうのです。自分で壁のクリーニングをしてくれるのです。

こうした白金、葉緑素、酸化チタン・・・などの触媒があって、新分野、新技術、新ソリューションが手に入ります。この触媒を集団にしていくものがイー・ビーイングでありますし、紙・電子媒体にしたものがこのクオーレであります。

是非末永くご愛顧を賜りたいと思います。

イー・ビーイング 理事長 井上 健雄

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