書籍紹介

「富の未来(上・下)」
   アルビン・トフラー、ハイジ・トフラー
   講談社(2006)


 21世紀の富は誰がつかむのか?と刺激的なカバーがついている。この答えは、読者それぞれが読了の中から考察すべきである(だから教えない・・・)。

 知的な読者の為に第一の富を作り出した人を紹介する。一万年ほど前の彼女(たぶん)は、現在のトルコにあるカラジャダ山の近くに住み、「種を蒔く」という富創造をした人類最初の人としている。この時、稼ぎ出した富のわずかの残りが、兵士、僧侶、貴族、王などを生み出したとしている。その後の第二の波、工業化を経て、現在第三の波として、情報化社会の未来を考察している。

 未来の為に、今現在読むべき本である。章タイトルや小見出しが洒落ていて、刺激的で、それを見る(?)だけでも、価値がある。エコ研でこの本の読書会でもやってみたいと思っています。読了された方はご一報下さい。


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