書籍紹介

あのジャック・ウェルチを教えた、マーシャル・ゴールドスミスの著書

「コーチングの神様が教える『できる人』の法則」

  マーシャル・コールドスミス、
  マーク・ライター 著
  日本経済新聞出版社 1,890円


 法則の2つを紹介する。
 フィードバックについては、人類初のフィードバックは、泉の水を飲もうとして水面の自分の顔を見た時から存在すると記している。しかし、企業の人材開発のフィードバックは20C半ばまでなかったとする。そしてジョハリの窓の挿話にはドキッとしてしまう。
 また自己を変えるルールを、ジャック・ウェルチが草野球で学んだことを掲載している。『小さいうちは、チームに選ばれるのはいつも最後。選ばれたとしてもライト。大きくなるにつれ、あなたがほかの子を選んでライトに置くようになる。一番うまい選手を選べば試合に勝てる。』
 自分を変えることが勝利に結びつくなんて考えたくもないが、これが一つの真実である。自己のコントロールは難しい。
 18ホールあってドライバーを使うのはせいぜいで14回。ショートアイアンとパターは50回は使う。しかるに人はドライバーの練習ばかりに集中するとしている。
 ゲームでもこうなのだから、自己を変えるには大変な努力がいる。そうした努力の方法をいろいろ紹介している。是非一読をおすすめしたい。



目次へ●●●次へ