◆2014年7月のありがとう
    |  | 「いま」を生きる | 
私は夏の花が好きだ。
             しなやかに 確かめあいつつ 揺れている
             
         クサキョウチクトウ 香にたちながら   鳥海昭子
           
            こちらは暑くて暑くて汗を流していても、あちらは涼しげに自慢げに咲いている。
夾竹桃が固まって咲いていると、なぜか昔の夏休みを思い出す。
賀茂川のせせらぎ、夾竹桃、走り去る…
      夾竹桃が固まって咲いていると、なぜか昔の夏休みを思い出す。
賀茂川のせせらぎ、夾竹桃、走り去る…
♪あぁ夾竹桃の花は〜 花は はるか ♪  である。
           もう一つ好きな夏の花。
          蓮。
          花言葉は神聖、清らかな心とある。
          夏の早朝に開花し芳香を放つ。
          お釈迦さんが歩き始めたその足跡から咲き出でたとある。
          歩いた跡に咲く、人も歩いた後に、何かを残したいものである。
      
             おのずから 月やどるべき ひまもなく
             
         池に蓮の花 咲きにけり      西行
            なぜ夏の花に心魅かれるのか…
          夏の暑さの中に姿美しく、ただ、今を、生き、咲いている。
          何も求めず、そよ風を友に、涼しく己を立てている。
          魅かれるのは、「いま」を生きている。たぶんこの「いま」感に打たれるからであろう。
      
 私たちは、未来を予想する未来学者でもなければ、過去を振り返り整理する歴史学者でもない。
          しっかり「いま」を生きる、 現在主義者である。
          「いま」私たちがいる場所こそが、未来を創る場所であり、未来を変える場所である。
          この「いま」を変える。
          「いま」をうまく変えられなければ、「あなたは、コスト」でしかない。
          私たち、ソーシャルアントレプレナーは「いま」と「社会」をより良きものに変える人である。
          新しい変化を「いま」起こすgood jobを期待する。
      
井上 健雄

